チェアスピーカーは、座る場所とスピーカーを一体化し、視聴者のすぐ近くに立体的な音響空間をつくる製品です。部屋の前後左右に多数のスピーカーを置く一般的なホームシアターとは異なり、椅子を包むシェルの内部にスピーカーを配置します。

Introplaceで体験・導入をご案内しているAudio HeartのVRSシリーズは、映画、ライブ、ゲーム、VRなどを、自宅の限られたスペースでも深く楽しみたい人のためのチェアスピーカーです。

サウンドバーはテレビ周辺に置く手軽さが魅力です。一方、チェアスピーカーは視聴する一人または二人の周囲に音を配置します。部屋全体で複数人が聴く用途より、座る位置で音に包まれる体験を重視する方向けです。

音に包まれる仕組み

一人掛けのVRS-1と二人掛けのVRS-W1は、いずれも11.2ch構成で、独立した14個のスピーカーを内蔵しています。前後左右に加えて高さ方向の音も再生でき、Dolby AtmosやDTS:Xなどの立体音響フォーマットに対応します。

各スピーカーと耳の距離が近いニアフィールド構成で、メーカー公式Q&Aでは約30〜50cmと説明されています。シェル内部の吸音材で反射や残響を抑え、部屋の音響条件に左右されにくい視聴空間を目指した設計です。

VRS-1
一人掛け・11.2ch・14スピーカー
VRS-W1
二人掛け・11.2ch・14スピーカー
対応音源
5.1ch、7.1ch、Dolby Atmos、DTS:Xなど
AVアンプ
Introplaceで対応機種とのセット購入が可能
テレビと二人掛けチェアスピーカーVRS-W1の使用イメージ
スピーカーを部屋全体に分散させず、視聴位置の周囲に音響空間をまとめる考え方です。

シェル構造が担う役割

卵形の硬いシェルは、外部の雑音を遮りやすくし、内部の音を外へ漏れにくくする役割を持ちます。座る位置の近くで十分な音量感を得やすいため、部屋全体を大音量で満たす方式とは違う楽しみ方ができます。

ただし、完全な防音設備ではありません。メーカーも、重低音は遠くまで伝わりやすいため、深夜は全体音量やサブウーファーの音量を下げるよう案内しています。住宅環境や時間帯への配慮は必要です。

一般的なホームシアターとの違い

一般的なサラウンドシステムは、部屋に複数のスピーカーを設置し、視聴位置を中心に音場をつくります。複数人で広い空間を楽しみやすい一方、配線、設置位置、壁や床からの反射、部屋の広さなどを調整する必要があります。

チェアスピーカーは、音響空間を椅子の周囲に集中させる方式です。視聴人数は一人または二人に限られますが、省スペース性と音の位置関係を両立しやすい点が特徴です。

サウンドバー
テレビ周辺に設置しやすい。立体感は製品や部屋の条件によって異なる
独立型サラウンド
部屋に複数のスピーカーを配置。複数人で聴きやすいが配線と調整が必要
チェアスピーカー
椅子の周囲に音を配置。一人・二人の視聴位置に合わせる方式

チェアスピーカーが向いている人

  • 映画やライブの音に包まれる感覚を重視したい
  • サウンドバーより立体的な音響を求めている
  • 多くのスピーカーを部屋中に設置するのが難しい
  • 一人、または大切な人と集中して作品を楽しみたい
  • ゲームやVRでも音の方向や距離感を味わいたい

導入前に知っておきたいこと

当サイト掲載の本体価格はVRS-1が1,078,000円、VRS-W1が1,397,000円(いずれも税込)。AVアンプとのセット購入や月額プランは別条件です。予算の内訳はホームシアター費用の記事で確認できます。

VRS-1は幅995mm・高さ1,340mm・奥行1,085mm・重量93kg、VRS-W1は幅1,400mm・高さ1,310mm・奥行1,085mm・重量133kgです。最小搬入間口は64cmですが、廊下の曲がり方によって必要な幅が変わります。

また、視聴には4Ω対応のAVアンプが必要ですが、Introplaceでは対応するAVアンプとのセット販売をご用意しています。そのため、AVアンプをお持ちでない方が、ご自身で適合機種を探して別途準備する必要はありません。すでに対応AVアンプをお持ちの場合は、重複して購入せず、チェアスピーカー本体のみの購入についてご相談いただけます。

映像機器、設置スペース、搬入経路を含めて事前に確認すると、導入後のイメージを具体化できます。製品仕様は変更される場合があるため、最終的な条件はメーカーまたはIntroplaceへご確認ください。

音の包まれ方を実機で確かめる

Introplaceでは、二人掛けモデルVRS-W1の個別体験会を受け付けています。音響、座り心地、ご自宅への設置についてご相談いただけます。

個別体験会を予約する